精密根管治療

精密根管治療への院長の思い

根管治療は、歯の中にある歯髄を入れている部屋をきれいにお掃除する治療です。
さて、歯の中の根管はどんな形態になっていると思いますか?
模式図で図1のように描かれることが多いですが、実際は図2のように複雑です。

図1

図2
根管の中に墨汁を入れて染めた標本
「根管解剖」クインテッセンス出版より

この複雑な根管を肉眼で治療する、というのは盲目下で治療をすることに等しいです。
マイクロスコープを用いた根管治療【精密根管治療】では、壁にこびりついた汚れや、根の先にある炎症反応などを目で確認し、確実に取り除くことができます。
そのため、治療回数も大幅に少なく、精度の高い治療が望めます。
当院は「再治療のない治療」を目指して日々診療をしています。そのために、確実性の高い、さらに治療回数の少ない精密根管治療をお勧めいたします。

こんなことで
お悩みではありませんか?

  • 自分の歯をできるだけ長く残したい
  • 神経を抜きたくない
  • 他院で抜歯を勧められている
  • 根管治療をしているが治る気配がない
  • 治療後も歯が痛む

など

根管治療と精密根管治療

根管治療と精密根管治療

「根管治療」は、根管から歯髄を取り除いて洗浄・殺菌し、薬剤を詰めて被せ物で機能を補う治療で、別名『歯内療法』とも言われています。
自身の歯を残すためにも重要な治療であり、ご自身の歯の寿命に直結します。
根管は樹枝状の複雑な構造をしており、肉眼での治療は困難を極めます。
そこで視野を最大20倍まで広げることが可能なマイクロスコープを活用した「精密根管治療」を受けていただくことで、より精度の高く回数の少ない治療を行うことができます。

日本の根管治療の現状

高くない日本の根管治療成功率

日本の根管治療の現状

根管治療の難易度は非常に高いと言われています。根管治療の成功率は歯の寿命に直結する重要な要素ですが、残念ながら日本では50%と言われています。
一方、アメリカでは根管治療の成功率が95%と高く、ほとんどの場合に成功しています。日本の成功率は先進国の中でも最低であり、アジア諸国の中でも遅れをとっている現状があります。

当院では、高難度と言われる根管治療の成功率をあげるために「マイクロスコープ」を導入しております。
成功=再治療のない診療を提供します。

オフィシャルサイト マイクロスコープについて詳しくはこちら

当院の精密根管治療の特徴

マイクロスコープを使用した高度な治療

マイクロスコープは精密根管治療において欠かせない装置です。歯の内部を肉眼で見ることは非常に困難であり、内部の根管を一つひとつ確認することは現実的ではありません。肉眼では手探りで盲目的に治療を進めますが、精密な治療のためには、視野を拡大するマイクロスコープが必要です。

マイクロスコープは治療の精度を大幅に向上させる素晴らしい装置ですが、導入費用が高額であり、また適切に扱うには熟練した技術が必要です。そのため、日本の歯科医院での導入率は1割程度と言われています。

当院では、多くの症例実績を持つ歯科医師がマイクロスコープを活用し、高度で正確な精密根管治療を提供しています。

歯科用CTの使用

歯科用CTの使用

精密根管治療は、根管内や顎の骨の状態を詳細に分析することが必要であるため事前の検査が極めて重要です。マイクロスコープを使用して歯の内部を拡大して見ることは可能ですが、根の曲がった先や壁に隠れた感染源などを完全に把握することは難しいです。
そのため、当院では歯科用CTデータを活用した精密な診査・診断を行っています。

ラバーダム防湿の使用

ラバーダム防湿の使用

当院では、歯の根管治療において、唾液や口腔内からの感染リスクを最小限に抑えることを重視しています。そのために、歯を覆って唾液や他の外部要因からの影響を防ぐラバーダム防湿シートを使用しています。感染対策を徹底しながら治療を行うことで、再発や新たなリスクを回避することが可能です。

ニッケルチタンファイルの使用

ニッケルチタンファイルの使用

当院では、歯の内部を効果的に清掃するためにニッケルチタンファイルという特殊な器具を用います。
従来のステンレス製ファイルは弾性の低く、根管内を傷つけてしまいやすい欠点がありましたが、従来のファイルと比較しニッケルチタンファイルは柔軟性が高く、様々な形状の根管に適した処置が可能です。
その柔軟性を活かすことで、根尖部位の強い湾曲にも精密かつ効果的な清掃・形成が行えます。

精密根管治療の流れ

STEP01

検査

歯科用CTを活用し、根管の状態を確認します。

STEP02

診断・治療計画の説明

CTなどからのデータを下に、今後の治療について計画をご説明します。

STEP03

ラバーダム処置

薬液や粉塵の誤飲を防ぐラバーダム処置を行います。

STEP04

治療開始

むし歯を取り除き、根管内を薬液で洗浄します。洗浄後、根管内部の空洞に薬を詰め細菌が再度根管内に侵入しないよう詰め物を行います。

STEP05

被せ物

被せ物を取り付け、歯の形と機能を補います。

精密根管治療の症例紹介

症例① 40代女性

治療内容右上中切歯・右上側切歯
治療回数3回(根管治療のみ)
費用86,900円/1歯(根管治療のみ)
主なリスク失活歯は歯根破折などを起こしやすい
副作用根管治療をした歯牙は変色を起こしやすい
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WEB予約 0927916487

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